世界のの飢餓人口は8億5千万人 今の食肉消費量では、世界の人口は養えない 人口はまだまだ増えている。今、餓えている人のために、あなたの食生活を見直そう。

世界の食糧難の現状

飢餓人口

この地球上で、食糧が足りず飢餓状態にある人口は、8億5千万人です。現在の世界人口は65億人(2006年2月25日時点:アメリカ合衆国統計局)ですから、実に、7.6人に一人が餓えているのです。
日本では実感しにくいこの現状ですが、例えば小学校の一クラス20人に置き換えれば、20人のうち2〜3人は飢え死にしそうな状態と言うわけです。

爆発的な人口増加によって、人口は50年前の25億人から、現在は65億人まで増加しました。1年に6千万人が死亡し、1億4千万人が産まれています。そして国連の予測によれば、2050年には91億人に増加する(中位予測)と予測されています。

水や土地などの地球の資源には限りがあるため、人口の増加予測が低くなるのか高くなるのかはさまざまな意見があります。また、社会が発展するにつれ、人口増加率は下がる傾向もあります。
けれども、現在の日本やイタリアのように飽食で教育もいきわたっていることで少子化傾向に向かうのではなく、食糧が足りなかったり教育がいきわたっていないにもかかわらず、人口増加率が下がりつつある国もあります。その悲劇的な理由は、HIV感染や食糧不足による死亡率の増加による減少なのです。

『飢餓』人口 補足

飢餓の要因

飢餓とは「食糧不足」によるものだけではありません。
では、原因はなにか。
原因は食糧の配分の不公平によるところが大きいのです。食料の絶対的不足が原因ではなく、原因は人間であったり、社会システムであったり、不平等な文化にあるのです。

飢餓状態にある子供の80%は、余剰食糧を生産している国の子供たちだそうだ。輸出用(つまり日本などの先進食糧輸入国)の食糧(たとえば牛などの家畜)を生産している隣で、飢えでものを食べることがままならないという状態で過ごさなくてはならない子供たちが大勢います。

つまり、食糧支援を行うだけでは、根本的な解決には全く繋がらないのです。

犠牲になる人々

このような社会システムのひずみの犠牲者は、女性に偏っています。
インドでは、栄養不良の女児は、男児の4倍にもなります。また、発展途上国では25%の男性が貧血症にかかっているが、女性は45%にものぼります。
これは、文化的に男女差別が横行している結果と言えます。日本では男性のほうが労働時間が多いケースが多いのですが、多くの発展途上国では、女性の方が男性より労働時間が圧倒的に多いのです。女性が農作業・家庭の仕事をこなし、その上男性が先に食糧を手にするという文化である場合が多いのです。さらには女性は土地を所有する権利がなく、また学校にも行けず、識字率が下がります。
女性をターゲットに援助を行うことで、その子供の栄養状態も向上し、女児が就学できる機会も増加します。

女性を援助するメリットについて補足

食糧は増えるのか

今後、穀物生産量の増加は難しいといわれています。理由は、農地の4割が既に劣化しており、また画期的な食糧増産の研究開発もなかなか見られないからです。
さらに、穀物作付面積は一時7億3200万haまで増大したものの、2000年には6億5600万haに減少しました。それでも世界人口は毎年7600万人(2004年)(1億3300万人が誕生、5700万人が死亡)増加しています。その結果、ここ数年で世界の穀物在庫日数(約65日)が大きく減少し始めています。

穀物生産量は1950年から2000年までに約3倍に伸びました。全体の生産量が3倍にもなっているにもかかわらず、一人当たりの食料生産量は、なんと穀物は11%減少、食肉は15%減少となっています。
この食糧不足に拍車をかけるのが、食肉消費(生産)量の著しい増加です。食肉の消費量は過去50年で2400万トンから6500万トンと約3倍になっています。食肉消費は、穀物の間接消費(人に供給されるべき穀物が牛や豚や鶏などの動物に供給され、その動物を人が食べる)であり、非効率的です。

アメリカの平均的食生活を基準にすると、この地球は26億人分の食糧しかまかなうことができないといわれています。アメリカ人の穀物消費量の平均は年間800キログラムで、その5分の4以上が間接消費(穀物を一度動物に食べさせ、その動物を食べるという消費方法)です。一方、貧困層の人々の穀物消費量は年間200キログラムに満たないのです。